世界の主なダム
現在、世界における最大の堤高を有するダムはタジキスタンに建設されている水力発電用のログンダムで335.0mの高さがあり、完成すれば東京タワー(333.0m)を超える高さを誇る。現在既設ダムで世界一であるヌレクダム(300.0m)も同じタジキスタンの同一河川にある。堤高200m以上のダムを型式別で見るとアーチ式コンクリートダムが最も多く、続いてフィルダムが多い(参考1)。
また、総貯水容量では人造湖単体としてはジンバブエとザンビアの間に建設されたカリバダムが最も容量が大きく、その総貯水容量は実に約1,806億トンであり琵琶湖(約27億トン)の約67倍の容量を誇っている。自然湖をダム化したものを含めると、ウガンダに建設されたオーエンフォールズダムの約2兆7000億トン(琵琶湖の約千倍)が最大であるが、容量の九割はヴィクトリア湖の容量であり、ダムによる増加分は2,700億トンである。その他堤高の高いダムに関しても、容量が100億トン級のダムが軒を連ねている(参考2)。面積においてもカリバダムで約5,180km²の広さを有し、三峡ダムのように貯水池延長が約500kmという規模を持つダムもある。
ダムによる水力発電量ではブラジル・パラグアイにあるイタイプダムが最大であり、その最大出力は1,260万キロワットと日本最大の水力発電所である神流川発電所(群馬県・長野県。282万キロワット)の約4.5倍もの電力を供給する。だが2009年中国に完成予定の三峡ダム(長江)ではイタイプダムのそれを560万キロワットも上回る1,820万キロワットを発電する予定であり、全面稼動すれば世界最大の水力発電所となる。